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ジェーン・フレイザーがシティ最高経営責任者として初来日 新たな時代の始まりに、日本企業の発展支援を強化

リー・ウェイト、シティグループ日本代表 2022年5月13日

今週、シティ最高経営責任者のジェーン・フレイザーが2021年のCEO就任以来初めてとなる来日を果たしました。来日についてはパンデミックの状況を慎重に考慮しながら、できるだけ早い適切なタイミングを検討してきました。

シティが法人向け事業への投資と富裕層向けビジネスの成長に注力している中、ジェーンは、日本のシティが先行して法人向け市場で銀行としての価値を発揮してきていることを評価し、日本がグローバル経済でますます重要な役割を担っていくことに期待を寄せました。この来日で、ジェーンはお客様や重要なパートナーの声を聞くことを重視していました。ポストコロナの時代が始まりつつあり、地政学的な不透明さが増す中、社員と話し要望や顧客支援について理解を深めることが不可欠だという考えからでした。日本のシティは、シティの約100か国に渡るネットワークの中で、世界15か国に13のジャパンデスクを有し、グローバルで3番目に大きい収益を持つ国です。社員の出身国は、30か国以上に上ります。来日中、ジェーンが度々強調していたように、他社にはないグローバルな思考とネットワークこそがシティの競争優位性となっています。私たちの持つお客様とのお付き合い、社内の繋がり、そして現地に根付いた知見によって、シティにしかできない方法でお客様をご支援することができています。これからも卓越した銀行パートナーとして、日本のシティの法人向け事業を牽引していきたいと思います。

ジェーンは、個人、法人向け金融業務において深い知見と経験を有し、今日のシティの事業形成に寄与してきました。直近では、長期的な収益を改善し、すべてのステークホルダーに利益を最大限に提供するため、シティを正しい軌道に乗せるべく尽力しました。昨年は、American Bankerの最も影響力のある銀行業界の女性に選ばれています。CEO就任初日に行った「ネットゼロ宣言」に代表されるようにESGに関するコミットメントを積極的に推進する一方で、シティのトランスフォーメーションを促進させ、その進捗は最近発行されたアニュアルレポートの「株主の皆様へ」の中で説明されている通りです。親日家でもあるジェーンは、改めて日本の行き届いたサービスに感心したことに触れ、シティが戦略として掲げるエクセレンスを追求する文化がまさに日本のシティにも根付いていることを社員と共有しました。

この場を借りて、来日の実現に関わってくださった方々に感謝申し上げます。また、先の読めない時代に世界で困難を極める課題について話し合い、共に取り組むため、また、シティが日本で120周年を迎えるタイミングで、主なグローバルバンクで初めて女性のCEOに就任したジェーンを日本のお客様や社員にご紹介できたことを嬉しく思います。シティは、このパンデミックの間、解決策への一助を務めてまいりましたが、このCEO来日により、来る新しい時代において日本のお客様へのご支援を一層強化することができると確信しています。

ジェーン・フレイザー、シティ 最高経営責任者
2021 年2 月に最高経営者に就任する以前は、グローバル個人金融部門のCEO を務め、世界19 の市場でリテール・バンキングやウェルス・マネジメント、クレジットカード、住宅ローン業務、オペレーション&テクノロジーを含むシティの個人金融事業すべてを統括。シティ入社以前は、マッキンゼー・アンド・カンパニーのパートナーとして金融業界の顧客を担当。ゴールドマン・サックスのM&A 部門(ロンドン)でキャリアをスタート。社外においては、パートナーシップ・フォー・ニューヨーク・シティ共同会長、ハーバード・ビジネス・スクールの顧問委員会、スタンフォード・グローバル・アドバイザリーボード、ニューヨーク経済クラブ、外交問題評議会のメンバーを務める。二児の母。