Disability障がい者採用

オペレーション&テクノロジー
マーケッツ・オペレーション本部

M.Kamata

2008年入社

障がい内容
じん臓機能障がい/聴覚障害

目に見えにくい障がいだからこそ、
自分から周囲に働きかけることが大切

前職では消費者金融会社でマーケティングの仕事をしていました。2008年にシティに入社してからはクライアント企業のデューデリジェンスを担当し、新規のお取引を開始するクライアント企業の情報収集、システムへのデータインプットと既存取引先データの更新などを中心に行っています。クライアントとの新規取引開始を滞りなく進めるためにも、私の今のポジションでは、法人営業担当者をはじめ、国内外の様々な部署の関係者との綿密なコミュニケーションと関係者間の連携が重要になってきます。

シティに入る前までは、英語で仕事をした経験がまったくなかった私にとって、頻繁に飛び交う英語のコミュニケーションに慣れるまでは、とても苦労をしました。今でも英語に対する苦手意識は克服できていませんが、他の人の英文メールを真似したり、同僚にメール添削などのサポートをしてもらいながら、英語を多用していくうちに、今では伝えたいことや質問したいことを、自分自身でなんとか表現できるまでになりました。

英語以外の面でも、私のような障がいは他の人の目には見えにくいため、周囲の理解を得ることの難しさを感じ 、はじめのころは悩むことがありました。私の場合、補聴器を付けていることで、ある程度は口頭でのコミュニケーションが取れています。そのため周囲の方は、私とのやり取りに慣れるにつれて、「これぐらいは伝わっているだろう」とついつい健常者と話をするような話し方になってしまう。でも、実はすべての情報を100%聞き取れているわけではありません。聞き間違えや聞き洩れがあった時は、「聴覚障がいを持つ者にはつきものの壁だから仕方ない」と諦めかけたこともありました。しかし、精度の高い仕事をして、パフォーマンスの結果を出すためには、あやふやなコミュニケーションのままではだめだと思い、その都度、上司や同僚と話し合いの場を持っていただけるように自分から働きかけるようになりました。自分の行動により、聴覚障がい者であることへの配慮や理解がより職場内に浸透してきたと実感します。今では、口頭だけでなく、インスタントメッセージなどのチャットも活用しながら、確実なコミュニケーションができるようになっています。

シティでは、障がい者だからといって、仕事の幅が限られることはありませんし、仕事の成果も妥協されるものではありません。だからこそ、きっと責任感ややりがいを感じられるはずだと思います。