Interviews

トレジャリー&
トレード・ソリューションズ部門

I. Nishiyama

バイスプレジデント

比較文化学部卒

“チームとして助け合う”カルチャーで
素早く適切な提案を

入社動機Motivation to Join the Company

就職活動をする際は漠然と海外との繋がりのある働き方をしたいと考えていました。金融業界はファイナンスの知識と英語ができれば、日本・海外関係なくキャリアが積めるセクターで面白そうだと思い志望しました。邦銀でキャリアをスタートさせ、東京・ロンドンで法人営業部・審査部・市場部でのローテンションを経験しました。転職した英系銀行では東京支店とイギリスの本店で法人営業に携わりました。お客様と決済についてディスカッションする事が多く、今後のキャリア形成を見据えた時、その分野のセールスをやってみたいと思うようになりました。他行にいる時はお客様が銀行選定をする際にシティに負けるということがよくあり、先進的な決済ソリューションをグローバルで展開しているシティへ入社したいと思い、今のポジションに応募しました。

キャリアステップCareer Step

入行後は、オリエンテーションを経てTTS営業本部に配属となりました。直属の上司と毎日定例ミーティングの時間をもらい、シティの決済・貿易業務のソリューションの概要や基本的な考え方についてトレーニングをして頂きました。中途採用ということもあり、入行直後から担当するセクターのお客様のカバレッジをしています。

業務内容Business Content

私は決済サービスと貿易金融のセールスを行うTreasury and Trade Solutions (TTS)に所属しており、Global Solution Salesとして日本法人の担当をしています。お客様への提案を行うフロントオフィスです。 決済サービスには、アクチュアルプーリング(複数の口座間での自動的な資金移動)、ノーショナルプーリング(複数の口座間で資金移動を行わずアクチュアルプーリングと同様の経済効果を得ようとするもの)、ネッティング(複数の当事者間で債権と債務を相殺し、その差額を決済することにより債権債務の決済合理化を図るスキーム)などが含まれ、貿易金融にはL/C(国際間の貿易取引における商品代金の支払い確約書)といった貿易ドキュメンテーションや売掛債権の買い取り、サプライヤーファイナンス(サプライヤーの売掛債権を早期資金化するスキーム)などがあります。フィンテックと協働して提供している財務業務効率化の商品やAPI接続を用いた決済ソリューションが含まれます。
取り扱う案件は日本で完結するものもありますが、大半は日本と海外が絡むクロスボーダー案件です。運転資金の改善や余剰資金の効率化といった課題をお客様からヒアリングをして、ソリューションの提案を日々行っています。シティの強みはグローバルで同一プラットフォームで商品の提供ができるという点にあります。お客様の求めるゴールを達成するにあたり、どこの地域でブッキングするのがいいのか、どの組み合わせが一番効果的なのかといった点を日本・海外のチームと日々議論しています。

一日のスケジュールSchedule of the Day

業務開始は毎朝8~9時ごろです。欧州・アメリカからのメールチェックから始め、時差の関係でアメリカとの電話会議が入ることも多いです。
日中はお客様との面談に加えて、お客様からの照会対応が中心となります。リレーションシップ・マネージャー (RM)やオペレーションチームに加えて、必要な場合は海外支店やアジアのジャパンデスク(海外支店における日本のお客様用の窓口)とも連携しながら、スピーディーに対応することを心がけています。新商品や規制変更に関する内部勉強会にも参加します。
送金処理の締め切り後の夕方からは、後日控えているお客様との面談の準備をします。RMや各商品担当者と事前打ち合わせをし、提案書の作成を行います。
終業は通常19~20時頃ですが、それより早いこともありますし、欧米地域が絡む案件があれば遅い時間のコールが入ることもあります。

仕事のやりがい・醍醐味Rewarding

複数の銀行による提案内容のコンペに招待された際は、数週間という短期間でソリューション選定・プライシング決定・提案書の作成をする必要があります。所属するTTSのみならず、社内組織を越えてRMや他部署とのディスカッションを重ね、シティという銀行としてのベストの提案を取りまとめます。数カ国だけがプロジェクト範囲の場合もありますが、中には30ヶ国以上についての回答が求められたケースもありました。日本のみならず、アジア・中東・欧州・北米・南米のチームと同じゴールに向けて密に連携がすぐ取ることができる体制がシティにはあります。時差の関係でタイムリーに連絡が取れない地域もありますが、各担当者の経験・知見に加えて、チームとして助け合うシティのカルチャーにより、素早く現地の情報を取りまとめることができた時はグローバルバンクとしてのシティの凄みを体感しました。

今後の目標Future

今のチームでクロスボーダー案件の経験をもっと積んでいきたいと考えています。フィンテックとの共同商品やAPI接続など、先進的なプロジェクトにも色々と関わっていきたいと思っています。中長期的にはチャンスがあればジャパンデスクや海外拠点での職責にも挑戦したいと思っています。

学生へのメッセージMessage

就職活動を始めると、自分のしたいことが実は明確でないと感じたり、社会で発揮できる能力がないかもしれないといったような、色々な思いが出てくると思います。なるべく多くの社会人の先輩方の話を聞いたり、説明会に参加する過程で、ぼんやりと働いている姿が想像でき始めると思います。仕事が始まると、会社全体に関する質問をする機会が取りにくくなるので、面接等で社員に直接さまざまなことを質問できるのは本当に貴重な時間だと思います。インターネットで情報が溢れていますが、積極的に質問をぶつけて得た会社や業界の知識や印象を基に判断していくと、入社後のミスマッチも少なくなると思います。