Interviews

投資銀行・法人金融部門

K. Iwatsuki

バイスプレジデント

心理学部卒

グローバルネットワークを生かし、
顧客のニーズに最適な提案をしていく

入社動機Motivation to Join the Company

元々獣医師になりたくてアメリカの大学に進学し、獣医学科のある大学に編入するために必要な科目を勉強していました。学生の頃は金融・経済には正直興味がなかったのですが、編入できなかったことをきっかけに就職活動を始め、自分の視野があまりにも狭かったことに気づかされました。世の中の流れ、仕組みを知るには、その中心にある金融の世界に自分が飛び込むことが一番だと思い、また、それがシティであれば、世界中の人々と関わることができると考えたことが入社を決めたきっかけです。

キャリアステップCareer Step

入社後すぐにカスタマーサービスの研修がありました。送金の仕組みなど銀行業務の基礎を学び、その後本社のあるNYで約2カ月の新入社員研修に参加しました。会計の基礎知識や財務分析、与信管理の手法を学び、帰国後現在所属している金融法人営業本部に配属になりました。その後外国為替営業部で短期間業務に携わり、実際の為替取引など通常の業務では学べないようなことを実践的に学びました。2018年にはロンドンのジャパンデスクで半年間働く機会もあり、今までの担当顧客の業種と180度異なる日系企業子会社の業務を現地でサポートさせて頂いたことは、自身のキャリア形成においてとても貴重な経験となりました。

業務内容Business Content

銀行、証券会社、保険会社などの金融法人のリレーションシップマネージャー(RM)であり顧客グループ窓口担当として、シティの強みである外貨調達、運用・ヘッジニーズにお応えするために社内の各商品、営業担当者と連携しています。顧客課題によって一つの商品をご提案するときもあれば複数の商品を組み合わせてご提案する場合もあります。金融法人ならではの常に激しい競争の中、多額取引の顧客ニーズを満たすために、機動的な与信管理を通じ、いち早く顧客にフィードバックすることを心がけています。RMは一つの商品を専門的に扱う部署ではないので、シティのグローバルネットワークの力を借りながら最適なご提案をすることが自分の役割です。

一日のスケジュールSchedule of the Day

午前中は、夜間に届いた海外の顧客や同僚からのメールを確認したり、チームミーティングに参加したりして過ごしています。昼食後、午後は午前中に確認したことをもとに顧客との会議や社内のミーティングに時間を割いたり、別の提案に向けて商品担当者や法務部、審査部などと協議をしながら提案を具体化したり、アジアの同僚と話をしたりしています。夕方になると欧州の同僚と連携し、欧州での案件に関する協議を進めています。常に複数の案件が同時進行していますので、効率よく仕事を行い、迅速に顧客にフィードバックできるよう努めています。

仕事のやりがい・醍醐味Rewarding

シティのグローバルネットワークを活かして国内外のあらゆる部署の同僚と連携し、顧客に最適なソリューションを届けることができたとき、やりがいを感じます。提案内容、スピード感、仕上がり、全てのピースが揃って初めて顧客に満足して頂けると思うので、RMならではの役割である、顧客の立場に立って俯瞰して全体を把握し、顧客の声を社内に反映することを心がけています。そのためには自分が顧客のニーズや全体の流れを把握していないといけないですし、一つ一つの商品の仕組みをわかっていなければなりません。理想とするRMには程遠く悔しい思いも多々してきましたが、顧客からシティに頼んでよかったと言われた時は、全て報われました。

今後の目標Future

「視野を広げたい」という目標を持ち金融業界に飛び込んできましたが、まだまだ自分の知らない世界がたくさんあって、シティだからこそできることも限りなくあります。一つのことができるようになったと思ったら明日にはまた新しい課題が見つかっているような毎日で、飽きることがありません。ただ、そういった日々の挑戦に対して努力するためのサポートは惜しみなくしてくれるような環境にいることを実感しています。世界中に素晴らしい同僚、先輩、後輩がいるので、これからも継続して自分の目標に向かって努力していきたいと思っています。

学生へのメッセージMessage

今のうちに「考える力」を身につけることを意識してみてください。自ら考えて行動することは簡単なことではありません。ただし、意識することはできると思います。私は学生の頃バスケットボールをしていましたが、どうしたら味方がシュートしやすいパスを出せるか、悩んでいる子にどう声をかけたらいいか、を常に意識してきました。その経験は、いち早く顧客にソリューションを展開するために効率的に物事を進めたり、社内外のコミュニケーションの取り方に工夫をしたりする際にも非常に役立ってきました。海外とのやりとりも多いシティでは、よりそのような力が求められます。そういった志のある皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています。