Interviews
投資銀行・法人金融部門
K. Sawada
バイスプレジデント
経済学部卒
入社動機Motivation to Join the Company
就職活動時重視していたのは、大学で学んだ経済・金融・会計の知識が生かせること、そして日本経済を支えられる仕事であることでした。高校生の時にリーマン・ショックがあり、対岸の火事と思っていた事件が、父の勤める日本の一地方の非金融の中小企業にも少なからず影響したことを子供ながら見て、世界経済や金融に興味を持ち、大学に進学しました。公認会計士の勉強を進めた時期もありましたが、次第に監査・コンサルではなく実際に資金支援を通じて日系企業を後押ししたいと考えるようになり、金融機関を志望するようになりました。就職活動の中で、シティは海外展開の先駆的存在であること、更に日系企業を支援するためにジャパンデスクを置いていることなどを知り、志望度が高まりました。
キャリアステップCareer Step
入社後4か月弱はまず東京で、講義・OJT形式で社会人マナーや、各組織の概要と業務内容などを、その後1.5か月間はNYで、世界中の同期との議論を通じて財務モデリングやリスク分析を学びました。その後約2年、営業補佐として主に自動車産業の日系企業を担当し、与信管理の経験を積みました。その後、2016年から2020年にかけてはインドのデリーにて日系企業子会社を担当するジャパンデスクを務め、海外進出の最前線で商品提案を行いました。2020年9月に帰国し、現在は電機・情報・通信産業の日系企業を担当しています。
業務内容Business Content
銀行のリレーションシップ・マネージャー（RM）として、お客様の照会事項に対応しつつ、財務改善活動を支援すべく、提案営業を行っています。銀行は預金・貸出・為替にまたがる多種多様な商品を扱っており、またシティは160以上の国と地域で金融サービスを提供しています。その中からお客様の業種傾向、財務方針などを深く理解した上でベスト・ミックスを日々検討しています。特にシティのお客様は多国籍企業をメインターゲットとしており、その財務ニーズも高度かつ複雑、金融機関への期待や要求も高い傾向があります。世界中のシティの従業員と連携しながら提案を行い、晴れてお客様に採用いただくと、今度はプロジェクトをけん引する役割を担います。案件成約以後のフォローもお客様の信頼獲得のために大変重要な仕事です。
一日のスケジュールSchedule of the Day
9時に出社し、欧州・米国等からのメールに対応します。その後お客様の訪問やオンライン面談で、ニーズのヒアリングや提案を行います。合間の時間に関連資料・議事録の作成と共有、そして案件を達成するために必要な与信枠の手配に取り組みます。場合によっては審査担当と直接喧々諤々の議論を行うこともあります。午前中から午後はアジア関連のメール対応が多くなります。昼食等の休憩は柔軟にとることが可能です。至急案件等がなければ可能な限り18時には業務を切り上げ、次の日に向けてリフレッシュするように心がけています。
仕事のやりがい・醍醐味Rewarding
案件を無事に完了できた瞬間です。案件完了は、日々のお客様との信頼関係、ニーズの精緻な把握とそれに対応した提案内容、競争力あるプライシング、また、それを達成するための与信枠の確保とオペレーションフローの事前確認等、すべてのピースが整って初めて達成できるものです。RMはこれらに幅広く目を配り、行内におけるお客様の利益代表として準備を整えていきます。複雑な案件であればあるほど、確認事項は級数的に増えていきますが、その一方で無事に完了できた場合のお客様への貢献度は大きく、感謝され、さらなる信頼関係の構築につなげられた時には、非常に大きなやりがいを感じられます。
今後の目標Future
RMとしてのキャリアを深化させていきたいと考えています。現在の担当に就任してから1年半ほどが経ちますが、担当業界の変化、金融環境の変化等もあり日々刺激的な仕事であることを実感しています。さらにお客様の理解を深め、お客様とシティ双方の今後の成長に貢献していきたいです。キャリアを積む中では、もう一度ジャパンデスクとして海外勤務にチャレンジし、日系企業のグローバル展開の最前線の現場で支援したいとも考えています。
学生へのメッセージMessage
シティは米系金融機関でありながら、グローバル展開する日系企業を幅広く支援できるユニークな会社です。日系企業には日系のメインバンクがあることが通常ですが、そうした状況をグローバル・ネットワークや商品力で乗り越えて、シティを選んでいただく、それだけの強みがシティには十分あります。もちろん、それを実現するには提案力を磨き続けることと、日頃からお客様の信頼を得ることが必要不可欠です。シティにはまた、そうした力を養成するに十分な環境もあります。日系企業を支援したい、提案営業の力を磨きたい、グローバルな環境に身を置いて成長したい、そんな志を持った学生の方と、今後ご一緒できればうれしいです。