Interviews

市場部門

S. Sakai

バイスプレジデント

MBA卒

顧客の「戦友」として、付加価値の
高いリサーチ・セールスにこだわる

入社動機Motivation to Join the Company

中国上海で生まれ育ち、小さい頃から多国籍企業で働きたいと思っていました。父親の影響で高校生の頃から株式に興味を持ち始め、大学で経済を中心に勉強し、2007年に大学を卒業後、日系証券会社でグローバル株式のセールストレーディングおよびセールス業務に携わっていました。その後、将来のキャリアアップを目指し、ロンドンでフルタイムMBAを取得しました。シティに惹かれた点は広いグローバルネットワーク、強いリサーチチーム、協力し合うカルチャーなどがあることです。

キャリアステップCareer Step

「石の上にも三年」、私は新入社員にとって最初の三年間は給料がもらえる勉強期間と思っています。株式という担当商品を絞ったものの、直接お客様とやり取りをするのか、セールスかトレーダーかどのような職責が自分に合うのか、やってみないとわからないと思います。私は株式部門でセールスやトレーダーを含むいくつかのポジションを経験し、最終的に自分はアジア株セールスに一番向いており、会社に最大限の貢献ができるとの結論に辿り着きました。

業務内容Business Content

株式営業部でアジア株のセールスとして、主に国内の機関投資家へアジア株式売買のアドバイスをしています。お客様は投資信託を運用している投信会社、年金を運用している信託銀行、自社資金を運用している保険会社やヘッジファンド等の機関投資家です。日系機関投資家の多くは東京に本社を置き、香港、シンガポール、上海等の海外支店を展開しており、私はお客様の全ての海外支店までカバーしています。同じチーム内には欧米株担当や、日本株専門で国内国外のお客様をカバーしているセールスもいます。

仕事のやりがい・醍醐味Rewarding

私達はなぜリサーチ・セールスと呼ばれ、営業と呼ばれないのでしょうか?それはセールスにプラスアルファの価値を生み出すため、エクティ・セールスがリサーチの機能まで果たすからです。アナリストが推奨する銘柄を見極め、お客様へ伝えるのはもちろん、アナリストがカバーしていない銘柄を適切にお客様に合わせて紹介することもあります。それができてかつ良い結果を出したときには非常にやりがいを感じます。また私達はお客様の「ヘルプデスク」です。細かい銘柄や市場規制から、ポートフォリオのヘッジや新規ファンドのアイデアまで常にお客様と一緒に考え、お客様といつしか「戦友」のような関係になるのです。

今後の目標Future

日本という国はすごくユニークで、眠っているチャンスや資産が沢山あると思います。日本の年金積立金を運用しているGPIFは外国債券や株式を増やしていますし、日銀もマイナス金利を通して預金から運用へ資産を誘導しようとしていると言われています。私は今後アジア株のみならず、様々なプロダクトや新たなビジネスチャンスに挑戦し、日本という国の力を世界へ発信したいと思います。

学生へのメッセージMessage

色々な会社の説明会に行って、色々な社員と話合うことをお勧めします。最初からやりたい仕事が明確であれば一番良いですが、金融業界はとても複雑で実際入社して働いてみないとわからないことが沢山あるかもしれません。どんなことにも興味を持って面接していくうちに自分がやりたい仕事がだんだんわかってくると思います。最終的に勤務内容や将来性、カルチャー等に納得できる会社に絞り、尊敬できる先輩を見つけることがモチベーションを保つ秘訣だと思います。

一日のスケジュールSchedule of the Day

6時45分に出社し、前日の欧米とアジア株の情報を確認、日本株のセールスに役立ちそうなグローバル市場やマクロ動きを7時5分からの日本株朝会でチームとシェア。そして、アジアのリサーチ朝会、アジア株セールス朝会等合計5~6件の朝会に参加し、日本時間朝10時頃終了。グローバルで決まったトップコールをお客様へメールや電話を通じて情報発信します。お客様によって電話に出られる時間が異なるため、一日を通してお客様に連絡をしています。また、お客様による質問やリクエスト、ミーティングや出張のアレンジ依頼にも随時対応します。お客様とランチやディナーをすることもありますが、接待のない時は大体19時くらいに退社します。